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テーマ:ブリーチ/ハイトーン

『punel』代表 佐藤 真那人



 
テーマ:ブリーチ/ハイトーン
/Vol.11 
マイルドで可愛いハイトーンが売り
Instagramをメインとした集客でお店を軌道に乗せる
『punel』代表
佐藤 真那人 Sato Manato
佐藤 真那人
Sato Manato
『punel』代表。
1988年9月1日生まれ。岩手県出身。
仙台ヘアメイク専門学校卒業。
ブリーチワークに定評があり、カラー比率は90%超。
共同代表の齋藤剛氏と立ち上げたオンラインサロン「SKILLS」は現在会員数2200人を超え、高い支持を集めている。
高明度なカラーや色鮮やかなカラーを得意とし、
Instagramのフォロワーが8.6kを超える佐藤さん。
ブリーチワークでどのようにして他店と差別化を図ったのかを
お聞きしました。
Topic
1
肌色になじむカラーをセレクトし、
マイルドなハイトーンで可愛さを表現
『punel』をオープンするにあたり、ブリーチを売りにしようと考えたのはなぜですか。

独立する以前からブリーチを希望するお客様は掴んでいたのですが、「ブリーチカラーをする店」というだけでは新規客を獲得するのは難しいと思っていました。そこで、ブリーチの中でもより高明度なカラーや鮮やかなカラーに絞って展開すれば、他店との差別化ができると考えたんです。技術的には難しい部分もあるのですが、ブルーオーシャンを狙って出店しました。

具体的にはどう差別化しているのですか。

今までのブリーチカラーはモード系の方やギャル文化のイメージが強かったと思うのですが、そこに可愛らしさという要素を加えて、他にあまりないテイストを打ち出しています。重要なのは、その人自身が持っている色味になじむ色を選ぶということです。肌の色が何系の色味なのかを見極め、それと同系色の色を薄く出すと肌が明るく見えたり、顔色が良く見えたりします。ギャル文化はその真逆で、日焼けした肌&アッシュ系カラーという対局の色合わせとなり、肌色に髪色が合ってないので怖い雰囲気になりがちですが、『punel』ではマイルドなハイトーンを提案して可愛くなるようにしています。

どのようなデザインが人気ですか。

水色やグリーン系カラーが人気があります。カラーバターを使用したインナーカラーや、毛先だけピンクや紫などの色にするすそカラーが人気です。

ブリーチ施術で気をつけていることは何ですか。

ハイトーンは多くの場合、切れ毛や枝毛ができてしまうのですが、なるべくダメージをさせない施術を心がけています。ダメージをさせないことにこだわることも、ブリーチカラーを売りにしているお店全体の中での差別化になるのではないかと考えています。

Topic
2
リピートを期待するというより
1回1回のカラーを楽しんでもらいたい
ブリーチを売りにしてよかったと思うことは何ですか。

共同代表の齋藤と一緒にブリーチカラーを教える「SKILLS」というオンラインサロンを運営しているのですが、カラーのオンラインサロンの中で日本一会員数が多いので、たくさんの美容師さんに知っていただき、支持していただけているということが本当にうれしいです。ブリーチを打ち出すということを続けてきてよかったなと思います。


「SKILLS」の会員数が増えた要因はどこにあるとお考えですか。

元々3年ほど前に僕がやっていたものを1年前にリニューアルし、齋藤と2人体制になったことで情報のバリエーションが増え、会員数が一気に増えました。コロナの影響でセミナーが減り、世の中がオンラインに移行していった時期に、「SKILLS」もしっかり手を加えて強化したのが良かったのだと思います。また、会費も1500円というリーズナブルな価格に設定したことも会員数を増やすことにつながったと思います。アマゾンプライムをビジネスモデルとし、多くの会員数を獲得して、そこに別のサービスを付随させて広げていこうというやり方が、多くの美容師さんに興味を持ってもらいやすかったのだと思います。

佐藤さんご自身はどこで新しいブリーチ術を学ぶのですか。

新しい薬剤を使ってみて検証し、統計を出すということを繰り返して、新しい薬剤の知識や技術を習得しています。

ブリーチをされたお客様の反響はいかがですか。

「今までやったブリーチの中でいちばん理想通りになった」「友達や家族に褒められた」というお声をいただくことはたくさんあります。でも正直、ブリーチは一定期間しか楽しめないとか、明るい髪色には制限がつきものなので、リピート率という点においては一般の美容室よりも低いかもしれません。ですので、また来店してくれたらうれしいけれど、その時の色味を楽しんでもらいたいので、1回1回を大事にしています。ディズニーランドに行くような楽しさやワクワク感を体験していただきたいと思っています。

Topic
3
集客は99%がInstagramから。
教育は座学をしっかり行うことを大切に
集客のメインはInstagramですか。

そうですね。99%Instagramです。スタイリスト各人でアカウントを持ち、それぞれで予約を取るというシステムです。DMが来たり、Instagramから予約サイトに飛んで予約していただいています。

どのくらいのペースで更新していますか。

基本、毎日投稿するようにしています。忙しくて上げられなかったら、その分、情報量をギュッと詰めた投稿をしてバズらせるようにします。1回当たると5回分の投稿と同じくらいの閲覧数になるんです。他のスタッフも同じように基本は毎日投稿するように心がけています。

スタッフのInstagramも見ていますか。

毎日、全員の投稿に「いいね」をつけるようにしています。サロンの統一性ということをあまり細かく言うことはありません。自分の好きなことをやってほしいと思っていますが、閲覧が取れてなかったらアドバイスすることはあります。

佐藤さんのフォロワーは8.6k超えですが、意図的に増やしたのですか。

1回、がんばって増やしきろうと思い、フォロワーが増えそうな投稿を心がけていたのですが、今はそういう風には考えていません。髪色を見てほしいと思っています。

スタッフへのカラー教育はどのようにさ れていますか。

座学を多く取り入れています。実践に入る前に理論的なところに触れて、薬剤の特長を詳しく伝え、知識をつけてもらうようにしています。自動車学校のような感じですね。「SKILLS」はスタッフは無料なので、過去のアーカイブを見ながら勉強してもらっています。

今後の目標を教えてください。

オープンしてまで1年未満ですが、エリアのランキングの上位に入ることもあり、思っていたより順調な滑り出しができたという感覚です。今はスタッフ9名ですが、もっと増やして、拡張移転できたらいいなと思っています。

佐藤 真那人さんの「7ルール」
スマホやタブレットで効率よく仕事をする

自宅やお店にPCもあるのですが、仕事が終わったらPCに向かって作業しようというより、サロンワークの合い間にスマホやタブレットでパパっと作業するほうが効率がいいなと感じています。PCの前でさあ仕事をしようと思ってもいい発想ができないんです。売上もタブレットで管理しています。

高級品は極力身に着けない

昔の美容師さんは高級車に乗って高い腕時計をする…というイメージですが、今はそういう時代じゃないのかなと。以前は羽振り良くしているオーナーを見てスタッフがそれに憧れるということもあったと思いますが、もうそうではないと感じているので、僕が高級品を身に着けることはしません。

移動は自転車メインで体力もUP

自宅からサロンまで自転車で通っています。独立して、固定費というのをすごく考えるようになり、交通費がかからないのはいいことだなと。また、自転車に乗るようになって体力がつき、夜まで働いても大丈夫な持久力がついて、仕事のパフォーマンスも上がったと実感しています。

夜は体幹を鍛える

元々趣味でスノーボードを長年やっているのですが、結構体幹が必要なので、帰宅して夕食を終えたらストレッチをしてお風呂に入る、というのを必ずやっています。体幹を鍛えると普段のサロンワークも作業がしやすく、バランス良く立つことができるので、立ち仕事には大事なことだと思っています。

食生活から美容に良い暮らしを心がける

野菜中心の食生活で、お酒もたまに飲むくらい。栄養素を気にしながら食事をするようにしています。コンビニのパンを食べているのにお客様には美容について熱く語る…というのはダメだなと。昔の自分はそうでしたが、今は自分も食生活を整え、自分がいいと感じたことをお話するようにしています。

後輩には、指導するより背中を押す

今の若い子は、ちょっと励ましてあげただけで明日からがんばろうというやる気を起こし、自発的にがんばれる子が多いので、あれやこれやとうるさく言うこともないかなと。話を聞いたり、悩みを聞くだけで十分なのではないでしょうか。もちろん、ちゃんと言わないとダメな子もいるので、見極めが大事です。

身近な人を幸せにできるよう時間を使う

外面ばかり良くて、内部の人のことが全く目に入っていない、そんなオーナーにはなりたくないですね。スタッフがなるべくストレスなく過ごせるように、夜はお店やスタッフのために時間を使うようにしています。外に対してのパフォーマンスも大事ですが、お店のマネージメントを大事にしています。

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