ARTICLE テーマ:おしゃれ美容師
『Anfang』トップスタイリスト Melo.
/Vol.16
いつ来ても素敵ね、と言われる存在でいたい
Melo.
『Anfang』トップスタイリスト。
1990年9月12日生まれ。広島県尾道市出身。
倉敷ビューティーカレッジ卒業。
福山・倉敷市内のサロンに7年勤務後、
2015年『Anfang』入社。
サロンワークを中心にセミナー講師、雑誌の撮影の他、 コンテスト受賞歴多数。
ハイセンスなおしゃれが評判を集めている。
ファッションで自分自身を表現するMelo.さんに
上手なおしゃれの仕方や、ネイル、メイクのこだわりまで
色々お聞きしました。
目次
- Topic1.
お客様から憧れられる存在に、おしゃれに妥協はしない - Topic2.
撮影をするようになって女性像を想像してヘアを提案できるように - Topic3.
流行に自分の好みをプラスしてファッションを楽しむことが大事 - Pick up.
私の美容師ライフの7ルール
1
おしゃれに妥協はしない
自分の世界観を服装で出せるようにすること、お客様から憧れられる存在になれるようにすること、いつ来ても素敵ですねと言われる意識で毎日着る服を考えています。汚れてしまうかもという思いもよぎりますが、汚れないような仕事を心がけています。靴はフラットな物を履くことが多いですね。スニーカーも履きますしパンプスも履きます。服装に合った靴を選んでコーディネートし、おしゃれに妥協しないようにしています。
サロンワークの時とあまり変わらないですね。行く場所がアクティビティなら少しカジュアルな感じにしたり、会う人によってテイストを変えています。基本はモードが好きなのですが、モードと何か別のテイストを掛け合わせたコーデを意識しています。
ネットからが多いです。岡山市内のショップで買うこともたまにありますが、今はコロナ禍なので控えています。コロナ前は大阪や神戸によく遊びに行っていたので、その時に一緒に買い物もしたりしていました。
「THE SHE」というセレクトショップでよく購入しています。「KkCo」というブランドがお気に入りで、つけ襟やハーネスなどの小物が充実しており、それにハマっています。
月にもよりますが、1カ月3万円くらいは使っていると思います。サロンスタイルの撮影をする際、自分の私服やスタッフの私服を借りてコーディネートするので、それにも使えるように私服と撮影兼用で服を買うことが多いです。
ネイルサロンは月に1回は必ず行きます。指1本1本違うデザインなど、人とかぶらないような個性的なデザインにすることが多いです。メイクは厚化粧にならないように気をつけています。服装にも合っていて、トレンドの要素も入っているメイクを考えながらしています。今はマスクが必須なので、カラーマスカラやキラキラの入ったアイシャドウなど、カラーを使ったメイクをすることが多いです。
2
女性像を想像してヘアを提案できるように
ありますね。また、その方が前回来店された時と同じ服装にならないように気を付けています。同じアイテムを使っても何か1つ変えたりして、同じ組み合わせにならないようにしています。
します!ファッションやメイク、アクセサリーの話など色々です。私のInstagramを見てくださっている方も多いので、投稿した内容について話をすることもあります。新しく買った服を着るなどおしゃれをしてサロンに来てくださるお客様が多いので、うれしいですね。「可愛いですね~、どこのですか?」とか「新しいお洋服ですか?」など、必ず何かひと言、言葉をかけるようにしています。
カウンセリング時に服装を見た上で、最近どういう服装をしているかや先々の予定をお聞きして、それに合わせた提案をしています。その時のテンションに合わせることも大事です。髪色は、お客様の普段の服装に差し支えがないように考えます。肌なじみのいいベージュ系をベースに色を混ぜて、さりげなく色味を感じられるようにすることが多いです。
今まで頭しか見ていなかったのですが、『Anfang』に入社して撮影をするようになり、頭だけでなくボディバランスや骨格まで考えるようになりました。オーナーや先輩たちも撮影をするので、見る力や調べる力がつき、普段の服装やライフスタイルに合わせて女性像を想像してヘアを提案できるようになりました。オーナーは撮影もするので、その視点からアドバイスをいただけることもありますし、自分には見えていない視点が先輩たちには見えていることもあるので、それを学びながら自分でも考えてやっている、それの繰り返しです。
3
ファッションを楽しむことが大事
Instagramや映画などをよく見ています。ヘアメイクさんの三苫愛さんや、ファッションスタイリスト百々千晴さんが好きなので、Instagramをよくチェックしています。
その他、雑誌もよく見ますし、TVやネットニュースもチェックして、色々なところにアンテナを張って情報収集をしています。また、オーナーや先輩から教えてもらうこともあります。「この服可愛いね~」という感じでみんなでおしゃれトークをしています。
自分が考えている世界観や、私自身をわかってもらえるような投稿を心がけています。写真や動画を加工しすぎないようにしたり、色味を統一することも大事です。Instagramを見たことをきっかけに来店される方も多いです。
よく着る物はハンガーにかけてディスプレイ収納しています。あとは、クローゼットの中でうまく仕訳けて収納していますが、あまり溜めないようにしています。新しい物を買ったら後輩にあげることが多いです。
流行も大事ですが、自分の好みの要素をプラスしてファッションを楽しむことが大切です。憧れの人や目指す女性像があればそれを取り入れつつ、ボディバランスにあった服装をすることが大事です。おしゃれとは自分を表現する1つの武器だと思っています。
7ルール
可愛くておしゃれなものを身に着けると自然に気分が上がります。美容師をしているからこそ着れる服もあると思うので、存分にファッションを楽しみながら日々サロンワークをしています。その日の朝、または前日から着る服を決めることもありますし、天気も考慮してコーディネートしています。
ヘアやファッションの流行やその他、様々な情報を得るために、毎日欠かさずSNSや雑誌などをチェックしています。街中を歩いている人を観察したり、アパレルショップの店員さんの服装も要チェックです。お客様との会話のきっかけにもなりますし、自分自身を高めるために必ずやっています。
撮影をすることによって感性を高められるので続けています。クリエイションは自分の表現したい世界観をサロンワークとは違う形で表現でき、たくさん考えることがあるので色々試したり、自分の技量がどれくらい向上しているか確認したりしています。さらに自分印として作品を残せるのも魅力です。
お客様を含め自分を知ってもらうツールとしてInstagramをメインに活用しています。Instagramを見て来店する方が増えたり、ヘアやファッションが参考になった、同じ物を買った、という声をお聞きするとうれしいですね。2日に1回は投稿することを心がけ、ストーリーズも頻繁に上げています。
自分が自分らしくいられて成長できたのは、周りの方々に育てていただいたおかげです。その感謝の気持ちを忘れずに、今度は自分が誰かのために何かできることがあるのではないか?という思いで行動することを心がけています。自分が関わることで誰かに良い影響を与えることができたらいいなと思います。
お客様のライフスタイルに寄り添い、季節や気分を汲み取って、それに合うスタイルの提案をしています。新規客の場合は最初に頭から足先までよく観察し、好みやどういう雰囲気になりたいかなど細かく色々聞いて提案しています。どんどん素敵に変化していくお客様を見るとうれしい気持ちになりますね。
仕事も遊びも本気!を徹底している先輩の姿を見て、見習っています。それによって生活にメリハリが出て充実した毎日が過ごせている気がします。今はあまり外に行けないので、休みの日は家で動画を見たりしていますが、コロナが終息したら外に出て、自然に触れたりしたいです。
そうですね。歳を重ねるごとに好きになっていき、それが美容師になりたいと思った理由の1つでもあります。美容師になってからは、臨店講習で来てくれていた大阪の素敵な女性の美容師さんに憧れて、マネをしながらがんばっていた時期もあります。